- 会社を今以上に発展させるために次世代を担う若い人材を探していました
- 自身の生涯をかけて働けるやりがいを木材業界で見つけた
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代表取締役社長 寺見 仁志さん(59)
営業 土岐 幸司さん(28)
そろそろ30歳になるので、一生働けるようなやりがいのある仕事を求めて、転職活動をしていました。木材という分野は未経験でしたが、一から教えてもらえる安心感と、「“木の鑑定士”のような営業職」という奥の深い仕事に惹かれて、応募を決意しました。
働き始めた当初は、木を見ても種類の違いがまったくわからず、「これからやっていけるかな」って不安でいっぱいでした。でも、知り始めると恐いもので、同じものが2つとない木材の魅力にどっぷり浸かってます。周りの先輩たちは、父親くらいの年齢の方ばかりなので、仕事だけじゃなく、人生も勉強させてもらってます!
木材というのは、値段が決まっていないんです。だから、クライアントにどう納得して、買ってもらうかが営業マンの腕の見せ所になってきます。土岐くんには、早く経験を積んで、高い提案力を身につけて欲しい。そして、会社が進化していくための中心人物として成長してもらいたいですね。
1994年設立の木材卸会社。業界内では後発ながらも、建築家具材に加えて、寺社仏閣用の木材などの新しい商材を国内のみならず、海外からも精力的に仕入れている。
派遣会社に所属し、製造スタッフとして働いていた土岐さんは、不況のあおりで勤務日数が減少されることをきっかけに転職を決意したという。転職活動にあたり、自分の成長が会社の成長に繋がるような仕事をしたいと思うようになり、おのずと正社員志向が強くなったという。
「そろそろ30歳なので、腰を据えて働ける会社を探していました。そんなときに見つけたのが、万富の求人。正社員としてじっくりと働きたかった私にとって、よい木を見極めるための職人的な技術をコツコツと身につけていく仕事は、生涯をかけて極めていける仕事だと感じました。また、営業職自体がはじめてだったので不安はありましたが、ベテランの先輩たちがサポートしてくださると書いてあったことも応募のポイントになりましたね」
入社後は、先輩たちの営業同行や商品の配送などに携わりながら、木材を学ぶ日々だという。
「未知のことばかりで戸惑うこともありましたが、木材の奥深さを知るにつれ、仕事へのやりがいを感じるようになりました。今後は、先輩たちの知識を少しでも多く吸収し、自分のものとしていきたいですね」
木材業界という新しいフィールドにチャレンジした土岐さんは、転職を通して、自身が成長できる一生モノの仕事に出合うことができた。そして、万富を背負う中核の社員となって欲しいという社長の期待を感じながら、今日も仕事に励んでいる。
1本1本違う木材の特性を見極め、価格を設定して販売するのが木材の販売営業。仕事の特性上、培ってきた経験がものを言う職人的な仕事だ。しかし、一人前となるには長い期間を必要とし、業界は高齢化が進みつつある。岡山にある万富も同様の悩みを抱えており、会社の将来を任せられる若い人材を渇望していた。
「当社は、業界内では後発の会社。だからこそ、常にチャレンジして進化しなければいけません。長期的な会社の発展を考えた際に、培ってきたノウハウを受け継いでくれる若い社員の必要性を感じ、求人を出しました。そこで出会った土岐くんは、業界経験こそありませんでしたが、木材が持つ奥深さに対して興味を持っているように感じました。面接が終わった後、『彼なら会社の将来を託せる』と思い、採用にいたりました」
自身がたたき上げの木材営業マンだった寺見社長は、入社1ヵ月の土岐さんを海外の取引先工場に行かせるなど、徹底した現場第一主義で営業の英才教育を施している。
「同じものが2つとない木材を販売する仕事は、好きでなければ続かない仕事。だから土岐くんには、早い段階で木材業界に携わる楽しさを知ってもらいたい。興味が持てれば営業力は自然とついてきますから」
チャレンジ精神とノウハウを若い世代に伝えていこうとする社長と、一生をかけられる仕事に挑戦中の若手営業マンが刻む年輪は、どの会社とも違う新しい歴史となるだろう。
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