- 豊富な経歴に惹かれての採用が、期待以上の成果をもたらした
- 家族の安定した暮らしを求めてもう一度大好きなホテル業界へ
トップへ戻る > 【はたらいく就職ストーリー】ホテルキャメロットジャパン
マネージャー 岸 陽良さん(40)
ナイトスタッフ 尹 晋榮さん(40)
子供が生まれたことが、何よりも転職活動の原動力になりました。仕事探しを始めてから、目が行くのは以前携わっていたこともある、ホテルの求人。大好きな接客の仕事の中でも、特にやりがいを感じるこの業界に、もう一度戻りたいと思いました。
自分が頑張れば、ずっと続けられる仕事に出合えたことで、家庭も、家族全員の精神面もかなり安定しましたね。これからもずっと日本で生活して、日本で働く上で、これはとても重要なこと。まだまだ新人ですが、お客様とホテルの役に立てるように、これから一生けん命頑張っていきたいと思います。
まずはインチャージという夜勤の責任者を、次に夜間の総支配人といった立場のナイトマネージャーを目指してもらいたいですね。そうして夜間のホテル業務を統括できるホテルマンを目指してもらいながら、合間を縫って韓国や韓国系旅行代理店への営業に同行してもらうつもりです。
レストランやバー、ウエディングに関する各種設備などを備える、横浜駅西口のホテル。1957年の設立以来、クオリティを追求した接客と心地よい空間を提供し続けている。
韓国で生まれ、8年前に日本で仕事を始めた尹さん。その経歴は、『接客業』という仕事への想いによって築かれていた。
「韓国で生活していた頃に英語を学び、その後はロシアのホテルでカジノスタッフとして勤務。8年前、家族の仕事を手伝うために日本へ来てからは、小さな焼肉店やクリーニングの配達など、お客様と直接接する仕事を中心に経験してきました」
時には自らが経営者となり、接客業に取り組んできた尹さんではあったが、やりがいと同時に、外国人として日本で働くことへの不安を抱えていたという。
「2009年の3月に、双子の赤ちゃんを授かったんです。そのときに、自営業ではなく、より安定した暮らしの望める企業への就職を考え始めました」
そこで尹さんが選んだのは、かつて経験し、以来、心の中で理想の仕事と定めていたホテルマンの道だった。
「お客様にサービスを提供して満足していただくことが、私にとっての仕事のやりがい。自分の一生の仕事はこれだ、と確信しています」
新しい家族と安定した仕事。望んでいた環境を手に入れた尹さんは、今後に向けて大きな夢を描いている。
「私の理想は、ホテルそのものが目的にもなるようなリゾートホテルのスタイル。『あのホテルに行って楽しかった』と思っていただけるような、より総合的で、充実したサービスの提供に向けて、全力を尽くします」
「夜勤スタッフを統括するナイトマネージャーとなり得る人材の確保」というビジョンを持って行われた、ホテルキャメロットジャパンの求人。約30人の応募者から岸さんが選んだのは、韓国出身の尹さんだった。
「外国出身の方だということは、採用時の判断には関係ありませんでした。ポイントになったのは、ロシアでのホテル勤務や日本での自営業などの豊富な経験。その経歴に裏打ちされた接客センス、それからマネジメントセンスがあることを面接時に感じ、尹さん採用を決めました」
尹さんの勤務がスタートした後、岸さんは自らの判断が正しかったことを実感していくこととなる。
「正直言って期待以上でした。韓国語を話すことのできる尹さんの存在が、お客様とのより深いコミュニケーションを可能にしたんです。例えば近くにアメリカの大学院の試験を受けられる会場があって、そのために韓国からいらっしゃる方も多い、という事実は、彼がスタッフに加わるまで、全く知りませんでしたから」
尹さんの加入は、スタッフ数の充実だけではなく、ホテルキャメロットジャパンの事業を新たな方向へと導くきっかけにもなったという。
「今後、彼と一緒に韓国系の旅行代理店や韓国本土への営業に行こうかな、と考えていて、既に韓国の旅行代理店への電話営業も始めてもらっています。私からリクエストしなくても自分から行動してくれるので、とても頼りになりますよ」