思わぬ病気や怪我の時、頼りになるのが健康保険。毎月一定の保険料を支払うことで、お医者さんにかかる時の費用が少なくて済む制度だ。もしもの時に備えて必ず加入しよう。
税金・保険にはさまざまな種類がある。在職中は?退社したらどーするの?ケガしたら?
大事なお金のことだから、この機会に知っておこう!
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もしもに備えて!健康保険
今は健康そのものでも、いつ何時ケガや病気に見舞われるか分からないもの。
そんな時生活を支えてくれる、健康保険の概要をチェック!
健康保険制度とは・・・
国民健康保険
職場の健康保険に加入していない人は、必ずこの保険に入る。労働時間の短い人や短期雇用のフリーターの人などはこの保険だが、社員になった場合、会社の健康保険に切り替わる。
退職して会社の健康保険から抜けることになった場合は必ず加入の手続きが必要。辞めた日から14日以内に、市町村の役所へ行って届出を行おう。
会社の健康保険
社員になったら原則として、会社の健康保険に加入する。失業したら国民健康保険に入るか、辞めた会社の健康保険に引き続き加入できる制度を利用するか選べる。
退職した際に、配偶者または親の扶養に入ることもできる。被扶養者になれば、保険料の負担はない。アルバイトなど収入がある場合でも、毎月の収入からみて年収130万円を超えない見込みであればOK。
保険料について
会社の健康保険の保険料は、おおむね給料月額とボーナスの標準額にそれぞれ保険料率を掛けて計算される。保険料率は1000分の82、介護保険料率は1000分の11.3、健康保険組合の場合は異なるので問い合わせてみよう。
保険料額=(標準報酬月額又は標準賞与額)×保険料率
※標準報酬月額 被保険者の報酬月額に基づき、標準報酬月額等級表の等級区分によって定められる。(平成20年4月現在:58,000円〜1,210,000円の47等級。)
医療費の他に健康保険から給付されるお金
出産育児一時金
健康保険に加入していれば、子どもが生まれた時に35万円の一時給付金を受け取ることができる。出産から2年が給付のリミットなので、忘れずに手続きを。
傷病手当金
会社の健康保険に加入していると、就労時間外に負ったケガや病気によって4日以上会社を休んだ場合に手当金を受け取ることができる。受給額は1日につきおおむね日額の約2/3。
埋葬料、家族埋葬料
健康保険の加入者または扶養家族が死亡し葬儀を行った場合、一律5万円が支払われる。
監修/寺田晃(特定社会保険労務士)