転職しようと思ったワケは？

実家が福岡の久留米で、ずっと親元で暮らしていたので、そろそろ独り立ちしたかったというのがキッカケです。たまたま学生時代の友人がいまの会社で働いていて、東京で働いてみないかって声をかけてくれたんですよ。ただ、東京に憧れはあったんですが、なんだかＴＶの向こうの世界のようなイメージで、自分がそこで暮らすというのはあんまりピンと来ませんでした（笑）。だけどそれが本当に実現するならやってみようかなと。そう思ってまずは面接を受けに東京に来たんです。

なぜ未経験の職種に？

高専に通ってたころ、授業でC言語の勉強をしたことがあったんです。だから、自分でもがんばって勉強すればなんとかなるんじゃないかという気持ちがありました。まったく０からのスタートじゃなく、０．１からのスタートくらいの気持ちでやってみようかなと（笑）。ただ、仕事も、東京も、一人暮らしも、電車通勤も全部初めてだったから、実際には不安しかありませんでした。でも、だからこそ、全部まっさらなとこから始めればいいやっていう気持ちで飛び込めたのかもしれません。

実際に転職してみてどう？

最初の数カ月をクリアしてしてから、やっとなんとかなりそうだと思えるようになりました。最初のころは、先輩とペアプログラミングという形でオークションサイトの開発に携わったんです。開発作業の要所要所で、こんなときはどんなプログラムを作るべきかという課題を与えられて、それに僕が回答して、その善し悪しを判断してもらって、実際に先輩がプログラムを組むのを見せてもらうんです。これはすごく勉強になりました。探り探り、目の前のことをこなしながら覚えていったんです。

転職してよかったことは？

プログラミングのスキルが身についたことです。もともと何かスペシャリティーを活かせる仕事がしたいという気持ちがあったので、ちょっとでも専門的なことを覚えられてよかったと思います。もちろん、まだまだ覚えるべきことのほうが多いんですが。あとは東京で一人暮らしできるようになったこともよかったことです。下町の、わりと静かなとこに部屋を借りたので、けっこう住みやすいですね。掃除や洗濯や料理も、意外とやればできるもんなんだなぁと自分で思ったりしています（笑）。

今後の目標は？

いまよりもさらにプログラミングのスキルをアップさせていくこと。ただ、最近はお客さんと話をして、いろんなやりとりをしながら開発していく機会も増えているので、コミュニケーション能力ももっと身につけていかなきゃダメかなとも思っています。実はそちらはあまり得意なほうじゃないんですが、それもできるようになれば仕事の幅も広がっていくので、がんばってみようと。最初に仕事を教わった先輩がいまプロジェクトリーダーをやっているので、先輩を目標に努力していきたいです。