転職しようと思ったワケは？

前の職場である寿司店は社長兼板前さんが１人と、その奥さん、お手伝いでたまに妹さん、あとは僕という４人くらいでやっていたこぢんまりとしたお店だったんです。もともと接客業は好きだったし、アットホームで居心地もいいお店でした。ただ、一方でずっとコンピュータの仕事をやってみたいという気持ちもあったんですよ。高校生の頃から趣味でＰＣをさわり始めて、いつか仕事にできればいいなって思っていた。それを実現しようと思ったのが転職しようとした理由です。

なぜ未経験の職種に？

ＰＣは高校２年のときに始めたんですが、いろんなソフトを使っているうちに、「この機能はほんとだったらこんな風に使いたいのにな」といったことを思うようになって、自分でソフトを作ってみたくなったんですよね。だから未経験の職種に就く不安よりも、期待のほうがずっと大きかったですね。会社を選ぶときも「未経験歓迎」のところを探しました。それで見つけたのがいまの会社だったんです。

実際に転職してみてどう？

面白いですね、毎日が。毎日、新しい発見があるんですよ。たとえばプログラムを書いていると必ずいろんな問題にぶつかります。思うように動かないことなんてしょっちゅう。そこでこれが原因じゃないかと目星をつけて突き止めていって修正して、実際にうまく動いたときは思わず声が出ます（笑）。「こういうことだったのか！」って。２、３カ月かけたプロジェクトが終わったときには達成感も得られるし、いまはほんとに仕事が面白いです。

転職前に準備したことは？

転職しようと思っていた頃は、ＰＣ関連の雑誌をけっこう買いました。少しでもコンピュータにまつわる記事を読んでおこうという意識の現れだったのかな。あと、求人はとにかく数多く見て、どんな人物像やスキルが求められているのかを分析してみたり。それと、ネットで技術者向けの適合検査のサンプルを見つけてきて、ちょっとやってみたりもしました。ただし、結果はたしか「中の下」くらいで、あまり気にせずに忘れることにしましたけど（笑）。

今後の目標は？

自社開発のコンテンツを充実させることです。会社的にも、今後は小さいけれど役に立つアプリをたくさん作って独自販売していこうという方針を打ち出しています。すでに作っているものもあって、これは４月頭には完成の予定。僕も通常業務と別にその仕事を抱えていてちょっと大変ですが、よろこんでやっているので決して苦ではありません（笑）。自分と一緒に会社も成長しているという実感があって、楽しいですよ。