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はたらいく 人と企業のフィットストーリー

Scene03 東京都 メイド・イン・ジャパンのモノ作りにこだわるベンチャー企業

自分を活かせる場所に恵まれなかった二人が、かけがえのない二人になりました。

目立った経歴があるわけじゃない。でも熱いハートを持っている。いるでしょ?そういう人。 採用した人/オオホリさん

東京の日本橋にあるV社。メイド・イン・ジャパンのモノづくりにこだわるベンチャー企業です。3年前に開発したクルマ関連の製品がヒット。海外への事業展開も見え、将来を見据えた人材採用に乗り出しました。
「私が感じている採用への思いは、ベンチャーならどこでも多かれ少なかれ持っているのではないでしょうか」創業者で、開発のリーダーでもあるオオホリさんは言います。「私たちのような会社は、大卒のバリバリや華麗なキャリアの持ち主にはなかなか振り向いてもらえません。でも、そこを嘆いてもしょうがない。むしろプラスに考えるようにしています。過去にこだわらず、未来を切り拓いていくのがベンチャー。私たちにとって大切なのは、美しい経歴じゃなくて、これから何ができるか。だから、まだ書かれていない、その人のページが知りたんです。世の中にはなんらかの事情で学業をあきらめざるを得なかった人や、陽の目を浴びていない人たちがたくさんいますよね。そんな人たちが自分の能力を咲かせ、活躍できるような採用をしたいと思っているんですよ」今回入社したツカハラさんも、母親であること、就業経験がないなどといった理由で、それまで職に恵まれていませんでした。
「経歴だけで判断されてしまうような企業だったら、見向きもされないかもしれませんね。でも、私たちにとって、彼女はまさに必要としている人材だったんですよ」

私の経歴じゃなくて、私を見てくれて、ありがとう。 入社した人/ツカハラさん

中国国籍を持つツカハラさんは、高校時代に研修生として来日したことをきっかけに日本の大学に留学し、そこで知り合った日本人男性と結婚。すぐに出産したことで、就職する機会を逃していました。「大きな会社じゃなくてもいい、有名な会社じゃなくてもいい。自分なりに精一杯がんばれる仕事をしたい、社員として働きたいって、ずっと思っていました。でも、なかなか機会には恵まれなかった。子育てが少し落ち着いた2年ほど前から就職活動をしていましたが、子どもがいることを話すと連絡さえくれない会社がほとんどでした」
ひょっとして日本の社会では社員として働くのはもう無理なんじゃないだろうか?そんな風に思っていたときに出会ったのが、V社の求人でした。「まず会ってくれたことに感謝でしたが、オオホリさんはきちんと私と向き合って、私という人間、思いを受け止めてくれた。採用が決まったときは、ほんとにうれしかったですね」
現在、ツカハラさんは海外担当として、今年立ち上げ予定の上海の現地法人の準備を行っています。「商品知識はもちろん、両国の法律の違いなど勉強しないといけないことが山ほどあります。でも社内で中国語ができるのは私だけ。責任重大ですが、頼りにされていることを感じます。社会人経験のなかった私を採用してくれたオオホリさん、そして温かく迎え入れてくれたみんなの期待を裏切らないように頑張りたいですね」

企業情報

● 事業内容 電子・電気機器を中心としたオリジナル製品の企画・設計・製造・販売
● 設立 1970年(ベンチャーとして現事業を開始したのは、ここ5年ほど)● 社員数 10名

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