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はたらいく 人と企業のフィットストーリー

Scene01 千葉県 古民家の再生事業などに取り組む建築会社

自分たちが求める人は、きっといる。あきらめない気持が叶えた出会いでした。

採用をあきらめないで良かった。あんたに会えて良かったよ。 採用した人/ヤスカワさん

100年前に建てられた古民家を、日本の伝統技術で再生させる仕事。『はたらいく』を使って、こんな募集をしたのが千葉県茂原市にあるY社です。社長は、もともと大工。10年ほど前からは、純和風住宅や社寺建築の技術をいかして、古民家の再生事業に取り組み、いまでは全国的にも注目されるようになっています。
古民家への思いを伝えた『はたらいく』の求人広告は反応も良く、1名を内定。しかし、この採用は残念な結果に終わることになりました。入社初日に辞退されてしまったのです。「和風建築の施工管理経験もあり、良い人が採用できたと喜んでいたのですが、やっぱり実際に働いてみないとわからないもんですね。いきなり全部の現場を見せたのが、本人には重荷になったのかもしれないですね」 採用の難しさを感じたヤスカワさんでしたが、ここであきらめませんでした。「原稿には納得していましたし、地元の求人誌では会えないような思いを持った人もたくさんきてくれた。何度か続けたら採用できる感触がありました」そして、2回目の募集で出会えたのがニノミヤさんです。「まさにうちにぴったり。本人は年齢を気にしていたようですが、建築の経験もあるし、募集を1回であきらめないで、ほんとに良かったと思っています。家のことは施主の奥さんとやり取りすることが多いのですが、いままでうちは不得意だった。そこのところを埋めてもらえるんではないかと期待しています」

履歴書といっしょに、温めていた思いを送りました。 入社した人/ニノミヤさん

今回のニノミヤさんの採用で、ヤスカワ社長の心を動かしたのは、応募の際に送られてきた応募動機でした。そこには、彼女が温めていた古民家への溢れる思いが綴られていました。四国にある生家が100年以上前に建てられた古い家であること。子供の頃いやでいやでしょうがなかったその家が、大人になってから、とても愛おしく思えるようになったこと。古民家を仕事にしたくて、建築会社に就職したこと。結婚し、子供が生まれても、思いは消えなかったこと。40歳を過ぎてから通信制の大学へ進んで建築の勉強をしたこと。復職したあとも日本民家再生協会(NPO)の個人会員となり独学で学んでいたこと…。「古民家がほんとに好きなんだという気持ちが伝わってきた。それは、私たちの仕事にいちばん大切なことですからね」(ヤスカワ社長)
「ずっと古民家に関わる仕事をしたいと思っていましたが、それまで縁がありませんでした。『はたらいく』で求人を見たときは信じられない思いでしたが、この機会を逃したら!と思ってすぐに応募したんです。自分がやりたいことと会社のやりたいことが一致しているなんて、こんな幸せなことはないですよね。好きなことをあきらめないで良かった。私はこの仕事と出会うために、あの四国の家に生まれたのかもしれないなぁなんて思っています」
古民家を愛する人たちに囲まれながら、長年の夢だった道を歩き始めた47歳の新入社員。ヤスカワ社長は、そんな彼女を早く現場に連れて行きたくてうずうずしているようです。

企業情報

● 事業内容 建築業(一般建築、民家再生、造園、リフォームなど)● 設立 1970年● 社員数 10名

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